平成17年の市町村合併以来、地域にあった川名小学校が廃校になり、農協の川名支店も廃止となり、川名の里の活力は少しずつ失われてきました。その活力を取り戻し、魅力ある里づくりを目指して、平成27年にNPO法人を立ち上げました。
「かわなの里ほぐせんぼ」は、事務局を旧川名小学校内に置き、現在4つの活動をしています。
「やまびこサロン」の運営
旧川名小学校の調理室を活用して、月に1回「やまびこサロン」カフェを開いています。本格的なコーヒー、抹茶、蕎麦などは評判も良く、地域の方々の交流の場となっています。お昼前後の時間帯に多くの方が訪れるようになりました。
農作物つくりと販売
耕作放棄地を利用して、米、落花生、蕎麦、椎茸を作っています。収穫した農作物は、「ひよんどり」のブランドを付けて、販売しています。祭事から出発した豊作の祈りと、会員の心を込めた育て方に共感をいただき、購入者には大変喜ばれています。
御神田・お田植祭
落花生天日干し
里の歴史や史跡を情報発信
かわなの里には、たくさんの史跡があり、それらをめぐる散策マップやガイドブックを整備しました。史跡には案内看板や説明パネルを設置し、訪れる方々にわかりやすい目印としています。
秋には浜松市内全域に告知して「かわな収穫祭」を開催し、里の秋を楽しんでいただきます。歴史研究されている講師をお招きして歴史講和を開催したり、農作物の販売をしたり、五平餅や蕎麦でもてなしたりします。
いなさ湖畔にもみじを植栽
ダム湖であるいなさ湖は、親水公園として湖岸が整備され、深い森の中にたたずむ湖といった情景で、野鳥や魚が豊富に暮らしています。 散策や釣り、カヌーなどを楽しむ人々が多く、森と湖の自然を四季折々に満喫できます。
いなさ湖畔の整備された散策路の土手に毎年100本のもみじを植栽し、こまめに手入れをしています。10年もすると大きく育ち、左に湖を見ながら右に紅葉を楽しめる豊かな散策路になることを夢みて増やしていきます。
〒431-2202
浜松市北区引佐町川名470-1
NPO法人 かわなの里ほぐせんぼ