福満寺 今も「ひよんどり」が行われる里の祭事堂

福満寺

 

川名の歴史を具体的に語る最初の資料は、福満寺の本尊である薬師如来の銘文です。この薬師如来は1度焼失した本尊の再建にあたり、應永三十三年(1428)と記されています。

福満時は伝承によれば別当十二坊を数えた大寺だったと言われています。

ひよんどりはこの寺で催される修正会(しゅしょうえ)の芸能として行われていたとみられています。

伊豆神社 里の氏神様

伊豆神社

 

里の氏神とされているのは、福満寺の傍らに鎮座する伊豆神社です。伊豆神社に残る最古の棟札は寛文元年(1661)のもので、再建したとあるので創建の時代はこれよりさかのぼるとみられています。福満時と伊豆神社が並んで建っている理由が分かる記述は見つかっていません。

渓雲寺 里の仏事を行う中心寺

渓雲寺

 

渓雲寺は現在の川名の中心寺院です。渓雲寺の寺号は、井伊直平公(直虎の曽祖父)の院号にちなんでつけられたものです。この時代に再び興隆した井伊家と直平公を通じて、村の中心的な寺になっていったものと推定されています。福満寺から坂道を上った北側斜面の高台に位置しています。

井伊直平公廟所 井伊家かくれ里の所以

直平御廟

 

井伊直平公はこの地で亡くなり、向山と呼ばれる一段高い平らな地に葬られました。現在も里人によって大切に守られています。NHK大河ドラマ「女城主 井伊直虎」の放映を機に、地元有志の調査により数百年間土砂に埋まっていた石段を発見し、直平公御廟へ通じる石段として整備しました。

点在史跡 里の歴史を語る文化遺産

NPOの活動として、里に点在する史跡調査を実施したところ、存在する史跡は50を超える数になりました。お寺や神社以外にも各地域に必ずある山の神、観音像、地蔵、道祖神などが点在しています。わかりやすい史跡マップを作成して、地域外の方々の散策ガイドとして配布しています。

不動明王

不動明王

馬頭観音

馬頭観音

中組山の神

中組山の神